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みんな元気?

「各国のメダル獲得数ランキング」とオリンピック憲章の不適切な関係

オリンピック



韓国では平昌五輪が開催されていますね。日本の選手もメダルを獲得し盛り上がっています。ところで皆さんは『オリンピック憲章』というものを読んだことがありますか?

これはオリンピックの理念や精神を定めた文章です。普通に競技を楽しみたいだけなら必要ありませんが、大上段にオリンピックの何たるかを語りたいような人は絶対に読んでおきたいですね。

www.joc.or.jp

あまり知られていない『オリンピック憲章』ですが、その中の第6項目「オリンピック競技大会」の一番にこんな文章があります。

「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない。大会にはNOCが選抜し、IOCから参加登録申請を認められた選手が集う。選手は関係IFの技術面での指導のもとに競技する」

なんのこっちゃか分かりにくいと思うので平易に訳しますが、要するに「オリンピックは国と国の争いではないよ。政治や国家の枠組みを持ち込むなよ」と言いたいんですね。そうは言ったところで実際問題、スポーツと政治って切り離すのが難しい面があるし、有名無実化してるのは否定できないです。だが世の中には建前だと分かってはいても、命をかけて守らねばならない建前ってあるじゃないですか。基本的人権とか。

オリンピック憲章そこまでかって言うと、そこまでじゃないかも知れないですけど。

さらに言うと、ここに書かれてあることを厳密に守ろうと思ったら、新聞やテレビで報道される「各国のメダル獲得数ランキング」みたいなものは、軒並みオリンピックの精神からは掛け離れたものであるわけです。

こういうことを頭の片隅にでも置きながらオリンピック中継や、各報道の取り上げ方を見るのも楽しいですよ。